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【登録して検証】ITエンジニアにAudibleはおすすめできるか?

2023年3月9日

こんにちは。現プロジェクトマネージャーのITエンジニアです。

“ITエンジニアにAudibleの使用をお勧めできるか"についてあらかじめ結論をお伝えしておきます。AudibleはITエンジニアにはおすすめできます。しかしプログラマにはおすすめできません。

この記事では上記結論に至った理由をAudibleの特徴も含めて解説します。またKindle Unlimitedなどの他のサブスクと比較したときにはどのような評価になるのかについても述べます。

Audibleとは

この記事を読まれている方はまだAudibleを利用したことがない方だと思います。そのため、あらかじめAudibleとはどのようなサービスなのかについてお伝えします。

サービス概要

Audibleは月額制の本聴き放題サービスです。聴き放題とある通りAudibleの対象作品であれば一か月間何冊聴いても料金に変わりはありません。

Amazon Audible

サービス詳細

ここからは以下の項目に沿ってAudibleというサービスの詳細をお伝えします。

  • 対象作品
  • 朗読者
  • 再生スピード
  • 付属資料

対象作品

2024年現在12万作品以上が対象であり、カテゴリは多岐に渡ります。確認できるカテゴリは以下の通りです。

  • ビジネス・キャリア
  • 自己啓発
  • 文学・フィクション
  • ファイナンス
  • ミステリー・サスペンス
  • SF・ファンタジー
  • ノンフィクション・エッセイ
  • 政治学・社会科学
  • 科学・テクノロジー
  • 歴史
  • 哲学・宗教
  • 暮らし・実用(片付けや家庭菜園など)
  • 教育・学習(スピードラーニングがあって驚きました。)
  • ライトノベル
  • キッズ

学習の用途としても趣味の用途としても利用できるラインナップです。

新着情報や現在のおすすめ作品の確認や対象作品の検索は公式ページから可能です。

Amazon Audible

朗読者

作品の有名度合いによってどのような方が朗読するか変わります。有名な小説なら有名な声優の方がしていたり朗読のプロの方が担当されていることが多いです。無名な本の場合だと著者本人が朗読している場合もありました。

正直プロと素人では朗読の質が段違いです。小説やストーリー形式の啓発本を聴くならプロの朗読者が朗読しているものを選ぶのが良いです。入り込め方が全く異なりました。プロの朗読は没頭できます。

再生スピード

0.5倍から3.5倍の間を0.1刻みで設定可能です。この機能がとてもありがたいです。深く理解したい1周目は1倍、2周目以降は2倍や2.5倍など速度を上げて何度も回して脳に刷り込むことが可能になります。

章ごとの目次がついており、聴きたい章だけ聴くことが可能です。またシークバーも付いているので聴きたい箇所の選択は容易です。

30秒巻き戻し、30秒早送りのボタンもついていたので、聞き逃したときにはストレスなく戻れました。

資料

本には付録として図や表などの資料がついていることがありますが、Audibleでも本によって資料がPDFで確認できるものがあります。基本的に資料を見なくても口頭でわかる形で朗読時に説明してくれるのですが、改めて見返すときに便利です。

プログラマにAudibleをおすすめできない理由

プログラマがもっとも必要としている知識、それはやはりコーディングに関するものだと思います。"このプログラミング言語はどのような文法なのか"、"どのようなメソッドがあるのか"、"どのようなフレームワークがあるのか"。他にはアルゴリズムやデザインパターンも思い浮かびます。

しかし、それらのワードで検索してもほとんどヒットしません。やはりプログラミングに関する内容は朗読には向いていないのでしょう。

以上のように、プログラマに必要な作品が対象ではないことがAudibleをプログラマにおすすめできない理由になります。コーディングをメインで行っている方がAudibleに登録しても直接業務に役立つ知識を得られる可能性は低いでしょう。

またAmazonにはAudible以外にもKindle unlimitedという本の読み放題サブスクが存在しますが、こちらもプログラマにはあまりおすすめできません。

というのも個人的な所感として、エンジニア向けの有名かつ優良な書籍がほとんど対象になっていないからです。

私はプログラマとしての能力を伸ばしたいのであればリファレンスと対象分野において有名な書籍を数冊徹底的に読み込むことが重要であると考えており、その考えでいうとAudibleやKindle unlimitedのような~し放題というサブスクは向いてないと思っています。

ITエンジニアにAudibleをおすすめできる理由

ここからはITエンジニアにAudibleをおすすめできる理由をお伝えします。理由は大きく2つあります。一つ目が対象作品、二つ目が読書へのハードルの低さです。

対象作品

“ITエンジニア"は人によって解釈が異なる用語です。私は"ITエンジニア"を"プログラミングのみではなく製品の仕様検討や設計、必要に応じてお客様と会話して要望の理解など、IT製品の作成に関わるすべての業務に関わる人"だと捉えています。

プログラマには深い知識が必要ですが、ITエンジニアには幅広い知識が必要です。

幅広い知識を得るためにはAudibleは最適でした。"業務の効率的な進め方"や"伝わりやすい説明の仕方"など、プログラミング以外の業務を効率的に行えるようにするための知識を得ることができます。

ITエンジニアの仕事に直接役立つ本も多数存在します。私は現在要件定義や製品設計を行うことが多いのですが、現在対象になっている以下の本がとても参考になりました。

プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

他にも私がKindleで購入済みかつ頻繁に読み返すほど有益だと考えている以下のような本も対象になっています。

上記のような直接の業務知識というより業務のベースとなる思考方法や生活の仕方などについてが書かれた優良な本もAudibleでは多く対象になっていることがAudibleをお勧めできるおおきなポイントです。

ハードルの低さ

本を買っても買った時点で満足し、結局読まなかった経験があると思います。この1番大きな理由は"文字を読むという行為には精神的なハードルがあること"だと私は考えています。

正直本を読むことは面倒くさいです。新しい知識を得たいにも関わらず無駄な情報を垂れ流すスマホに手が伸びてしまいます。これはスマホでTwitterやYouTubeを見ることが楽だからです。人はどうしても楽な方に進みがちです。

Audibleは本を"聴く"ことを可能にします。本を"読む"行為は能動的な行動だと思うのですが、"聴く"行為はどちらかと言うと受動的な行動です。そして受動的な行動は楽です。

通勤中の電車の中や散歩しているときに心理的負担なく聴くことを始められます。その結果1日の中で新しい知識を得ることができる有益な時間を増やすことができ、すきま時間の価値が大きくなりました。

まとめると、本から新たな知識を得る行為を能動的な行動から受動的な行動に変え、ハードルを著しく下げてくれるのがAudibleです。

幅広く常に情報収集することを求められるエンジニアにはこのハードルを下げてくれる点が大きなメリットになります。

Kindle Unlimitedとの比較

同じAmazonのサブスクサービスであるKindle UnlimitedとAudibleを比較して、どちらの方がITエンジニアに向いているのかをここからお伝えします。

Kindle Unlimitedは本の読み放題サブスクです。

200万以上の対象作品が存在するので、対応数は圧倒的にAudibleを凌駕しています。

ただ私の意見としては上でも述べたようにITエンジニアにはAudbleをすすめます。というのもやはり本を読む行動には体力と気力が必要だからです。

たとえ対象作品が多かったとしても読まなければ意味がありません。私は実際にKindle Unlimitedに登録していたのですが、結局ビジネス書など読むことに気力がいる本は読まなくなってしまいました。

心理的負担なく知識を楽に得たいと考えるならAudibleがおすすめです。

YouTube Premiumとの比較

YouTube PremiumはYouTubeにある動画を広告なしで見れたり、画面をオフにした状態でのバックグラウンド再生も可能にするサブスクです。勉強系の動画やエンジニアの役に立つ動画もどんどん増えてますし、バックグラウンド再生が可能になるのでAudibleと同じように聴いて新しい知識を得ることができます。

ただYouTube PremiumにはAudibleと比べると劣る点があります。それは情報の正確性です。

YouTubeは誰でも動画を投稿できるプラットフォームであり、正しい情報と誤った情報が入り乱れています。反面、Audibleは朗読の対象が本のため、複数人による内容の確認が行われており正しい情報である可能性が格段に高まります。

ただし情報の出回る早さでいうとYouTubeの方に軍配が上がります。話題になる技術についてはたくさんの動画がすぐに上がるので情報の素早いキャッチアップには役立ちます。ただ正直YouTube Premiumには加入していなくても動画は見られるので、絶対入るべきとは思っていないです。

YouTube Premium の詳細を確認

まとめ

Audibleはプログラマにはおすすめしませんが、ITエンジニアにはおすすめです。その理由は幅が広く正確な知識を心理的な負荷無く得ることを可能にしてくれるサービスだからです。

同じ結果が得られるのであれば楽をしましょう。

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勉強方法audible

Posted by ラプラス