【随時更新】中堅以上エンジニア向け実務に活かせるおすすめ本
エンジニア歴もう少しで10年の私が読むことで仕事の質を上げられたと確信している本を紹介します。
技術本に限らず仕事術的な本も含んでます。随時更新しており、上にどんどん新しい本を積んでいきます。
SHIFT:イノベーションの作法
キーワード:アイデア創出
ビジネスデザイナーという肩書きを持つイノベーションシンキングの世界的第一人者である濱口秀司さんの書かれた本です。肩書きだけだとどのようなことをしている人か分かりにくいかもしれませんが、USBメモリやマイナスイオンドライヤーなど誰もが知る有名商品の産みの親の方です。
アメリカのコンサルタントの中でも最高額のコンサルティングフィーを受け取っている方で、私の友人から聞いた話だとこの人のコンサルティングを受けるためには1時間でも7桁の額は準備する必要があるとのことでした。
濱口秀司さんは自分の中でイノベーションを起こすための型を持っており、その型について本の中でかなり詳しく教えてくれています。私が買った時には4000円を超えており本の中では高い方になるとは思うのですが、アイデアの出し方について誰にでも実践できる形で教えてくれているため値段以上の価値は必ずあります。
革新的なアイデアを出す方法をここで詳細にはお伝えしませんが、とてもざっくりとまとめると以下の手順になります。
バイアスの特定→バイアスの破壊
革新とは現状の破壊です。現在世の中にあるバイアスを認知するところからアイデアの創出は始まります。この本ではバイアスを認知する方法、そして破壊する方法を詳しく述べてくれています。個人開発をしようとしているけど何を作れば良いか思い浮かばない方やや会社を立ち上げようとしている方に特におすすめの本です。
Atomic Habits
キーワード:習慣化
人が行動をするに至るまでのステップを科学的に分析した上で、その結果を習慣と紐付けて解説してくれている本です。
悪い習慣を断ち、良い習慣を継続する方法を詳細に説明してくれています。習慣が人を作っているので、この本の内容を実践できれば人生を大きく好転させられる気がしました。
この本の最初の方に説明があるのですが、複利という考え方があり毎日1パーセントだけの増加でもそれが続くととてつもない倍率になります。これは投資でよく用いられる概念ですが、良い習慣は未来への投資なので習慣にもあてはまります。良い習慣を身に付けるのは早ければ早いほど良いです。
私はまず長時間YouTubeを見てしまう習慣を断って、直近の業務に役立つITの勉強を習慣として身に付けよう思います。
世界一流エンジニアの思考法
キーワード:仕事への取り組み方、GAFA
米マイクロソフトの現役ソフトウェアエンジニアである著者が、アーキテクチャについて何本も論文を書いている一流エンジニアのチームメイト達とペアプログラミングして知った秘訣や年棒数千万のマネージャーから働き方についてアドバイスされた内容を教えてくれています。この本を読んで学ぶことができた内容を少しだけ抜粋して紹介します。
- コードリーディングの際はいきなり実装を全て理解しようとしない。構造の理解に注力する
- バグが見つかったときに手当たり次第に探すことはしない。仮説を立てて解決に一直線に向かう(仮説を立てられるようになるには広い知識が必要)
- 優先順位はやる順番を決めるためだけにつけるものではない。本当の目的はやらなくて良いことを決めることにある
エンジニア向けの本ですが専門用語はほとんど使われていないですし、コードも出てきません。問題を高速で解決するための思考のコツを教えてくれているのでエンジニア初心者の方はもちろん、伸び悩んでいる中級者の方にもおすすめです。