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【4年使用】トラックボールのメリット・デメリットまとめ

2023年2月27日

4年以上トラックボールを使用している中堅システムエンジニアです。一日中トラックボール触ってます。

この記事ではタイトルの通り、私が4年間トラックボールを使い倒して分かったメリットとデメリットについて赤裸々に語りたいと思います。また最後にAmazonのレビュー文を持ってきて、それに対して個人的に同意できるかできないかもお伝えします。

MacでもWindowsでも、またプライベートでも仕事でも使っているので、ほぼ全ての人の役に立つ感想をお伝えできると思います。

利用しているトラックボールマウス

メリットデメリットをお伝えする前に私が使っているトラックボールを紹介します。

マウス紹介

私が使っているのは一番メジャーなlogicool(ロジクール)のマウスです。

サムネに一緒に載せている黒い方のマウスは少し古い型であり、Amazonではもう新品の販売をしていません。新しいバージョンの方が電池寿命が伸びていたり精度が向上していたりなど、完全上位互換なのでこれから買うなら新しいバージョンの方が良いです。

トラックボールの使い方

ボールは親指で操作し、左クリックは人差し指、右クリックは中指で行います。左クリック用のボタンの左についている2つのボタンも人差し指で操作します。デフォルトの設定だとこの上のボタンは"進む"、下のボタンは"戻る"に割り当てられています。ブラウザ操作時に便利です。logicoolのソフトウェアをダウンロードするとボタンに別の操作を割り当てることもできます。

使っているタイミング

私は自宅でも職場でも利用しています。

プライベートではMacで使っています。イラストを書いたりゲームをすることはほぼないです。

仕事時は会社から支給されているWindowsのノートPCで使っています。私はシステムエンジニアなのでプログラミングや設計をするときに利用しています。

トラックボールのデメリット

まずはデメリットからお話しします。リストアップすると以下です。

  • 操作が難しい
  • 値段が高い
  • 結構な頻度で掃除が必要
  • 人に貸したときに嫌な顔される(使いにくそうにされる)
  • Macの場合快適に利用するための準備がちょい面倒
  • 絵や図を書くのが難しい

それぞれ詳しく話します。

操作が難しい

使いはじめたばかりだと思うように操作できず、横に動かす、縦に動かす、という基本的な動きも最初はできないでしょう。

ただ不器用な私でも半日くらいで慣れて操作ができるようになったので、うまく使えるようになれるか心配する必要はないです。レビューを見ても「最後まで慣れることができませんでした!!」と言っている人はいませんでした。

ただそれでも慣れるために少しは時間がかかるので、最初は使うことが難しいということは覚えておいてください。

値段が高い

トラックボールマウスは基本高価です。私が使っているトラックボールマウスメーカーのロジクールが出している通常型のマウスは1000円しないものもありますが、このトラックボールマウスは約7000円します。

またここで最初のデメリットが効いてきてしまいます。普通ある程度値段が高い買い物は操作感を試してみてから購入したいと思うのですが、トラックボールはすぐに操作に慣れることが難しいため、店頭での簡易お試し操作では良いのか悪いのか判断がつきにくいです。

結構な頻度で掃除が必要

トラックボールマウスのボールは以下の画像の赤丸で囲われている3点で支えられています。

1日トラックボールをコロコロし続けていると、この支えとなる点にほこりが溜まってボールの転がりが悪くなってきます。ほこりがたまると下の画像のような状態になります。

見えにくくて申し訳ないのですがほこりが溜まっています。指でこすればすぐ取れるのですが仕事などで長時間使う場合には2~3日に1回は掃除しないとボールの転がりが悪くなります。

ちなみにマウスの裏には穴があり小指の先を入れればボールが簡単に外れるので掃除に必要な道具はありません。成人男性の私でも可能なので特別指が太くなければ問題ないと思います。ちなみに穴の直径は測ってみたところ1.2cmでした。

ちなみにロジクールの親指でボールを転がすタイプのトラックボールには上位タイプ(少し値段の張る高性能型)として「MX ERGO MXTB1d」があるのですが穴のサイズが9mmで、今回紹介している「M575」の12mmよりも小さく、指ではボールを外すことができませんでした。

白い方が「M575」、黒い方が「MX ERGO MXTB1」↓

「MX ERGO MXTB1」はマウスの角度を二段階で調整できたり、カスタマイズできるボタンが多かったりと良い面もあるのですが、手入れのしやすさでは「M575」の方に軍配が上がります。

追記

「MX ERGO MXTB1」はbluetoothでの接続先マシンを2つ登録することができ、接続先を真ん中のボタンで変更可能です。M575もUSB接続とBluetoothでの接続の切り替えは背面のボタンで可能なので、片方のPCにワイヤレスUSB端子をつけて、片方はBluetoothで接続設定をしておけば簡単に切り替え可能です。

二つのPCを利用しているときにはこれらの機能がとても便利です。私は週4リモート週1出社のため、リモートでの仕事が終わったら真ん中のボタンを押してプライベート用のPCに接続先を変更して同じマウスをそのまま利用しています。

比較する情報が増えてきたので表にします。

比較項目 \ マウスM575MX ERGO MXTB1
重さ145g259g
裏の穴のサイズ1.2mm(小指入る)9mm(小指入らず)
Bluetooth接続先変更可否
バッテリー単三電池充電式(Micro USB)

追記2

「MX ERGO MXTB1」よりも新しいモデルの「MX ERGO MXTB2」が発売されました。こちらでは充電用のUSB規格がUSB Type-Cになったことと、クリック音が静音になる改善がされているようです。ただMXTB1よりも数千円高いです。

私はMXTB1で満足しているので、買い換えてはいません。

人に貸したときに嫌な顔される

仕事で利用される方への注意点です。出社して仕事している時、誰かに自分のPCを見せたり操作してもらうタイミングがあると思うのですが、「操作が難しい」ために貸された方がマウスをうまく操作することができず嫌な顔されます。私はされました。

私が勤める会社は人とのコミュニケーションが活発でありマウスを貸すことが頻繁にあった職場にいたときには、人に貸す用に一つ普通のマウスも接続していました。

Macの場合準備が面倒

「使い方」の箇所でお話ししたように左クリック用のボタンの左側にボタンが二つあります(以下画像赤枠)。接続したらすぐに、上のボタンは進む、下のボタンは戻るとして利用できます。

Macではこの二つのボタンに機能を割り当てるには、logicool専用のアプリをインストールしてアカウント登録する必要があります。googleアカウントとの連携も可能だったので登録は簡単ですが手間ではありました。

またこのアプリが利用できるのはmac0S 12以降なので、古いバージョンのMacを利用されている方は特に注意してください。

絵や図形を書くのが難しい

トラックボールはカーソルを綺麗に動かすことが難しいです。

そのためPCでイラストを描く時線がかなりぶれてしまいました。滑らかなを描くのは通常のマウスの方が簡単です。滑らかな線はイラストにおいて重要な要素なので、マウスで絵や図を描く方にはおすすめできません。

正直私は4年使っていて慣れているので直線には差があまりないのですが、円はいまだに普通のマウスの方が綺麗ですね。トラックボールの方はごつごつしてます。

トラックボールマウスのメリット

デメリットをたくさん述べてきましたがメリットもたくさんあります。リストアップすると以下です。

  • 場所を取らない
  • カーソル移動が楽
  • 操作音が静か
  • マウスパッドが不要
  • 見た目がおしゃれ

それぞれ詳細に述べます。

場所を取らない

トラックボールの大きなメリットです。普通のマウスと違ってマウス自体を動かす必要がないので、マウス操作に必要なスペースはマウスの大きさの分だけで済みます。

机が小さい人やカフェでPCを使う人などスペースを広く取れない方にとても大きなメリットになります。膝の上にトラックボールを置いて操作することも可能です。

カーソル操作が楽

カーソル操作が圧倒的に楽です。

通常のマウスの場合カーソルを動かすためには肘から先、場合によっては肩も動かす必要があります。ディスプレイの端から端までカーソルを移動させたい場合、「マウスを一番端まで持っていった後、また反対に戻してまた端に向かって動かす」のような手間が発生しますが、トラックボールマウスの場合親指をひょいひょい動かすだけです。

Amazonなどのレビューを見ても、手に掛かる負担が減るので腱鞘炎にならなくなったという方が多くいました。

ディスプレイを複数利用されている方や大きなディスプレイを利用されている方など、カーソルの移動距離が長い方にトラックボールは特におすすめです。

操作音が静か

通常のマウスを利用している人はマウスを一番ニュートラルな位置に戻すときに「一度持ち上げてからそこに置く」という動きをします。この「置く」ときに勢いのある人だとバンッという音がなります。

トラックボールマウスの場合はボールをコロコロしているだけなので静かです。勢いよく転がすと少し擦れるような音がしますが全然気になるレベルではないですし普通に使っていれば無音です。

別にそこまで気にするような点ではないかもしれませんが、私は作業音は小さい方がスマートだと思うのでこの特徴も気に入ってます。

マウスパッドが必要ない

マウス自体は高いのですが、マウスパッドは買わなくて済むのでその点は節約につながります。またマウスパッドを机に置く必要がないので省スペースにもなります。

見た目がおしゃれ

見た目がスタイリッシュでかっこいいです。ボールも青くてきれいです。ボールだけ別売りしているので気に入った色のボールを買うのも楽しそうです。

Amazonレビューと私見の比較

私が使ってて思ったことが先に紹介したメリットデメリットなのですが、私が気にしていなかったことをレビュー文に書いている方がいたので、同意できるかできないのかお話ししようと思います。

通常のマウスよりも大きくて手首が疲れる

大きいという部分はその通りです。通常のマウスよりは若干大きいです。ただ手首の疲れを感じたことはありません。

手首が疲れるかどうかは持つ位置によるかもしれません。トラックボールは普通のマウスよりも高さがあるので、トラックボールを手前側で持ってしまうと手首を上に角度をつけて持つことになり手首に負担がかかります。私は奥側で持っているので手首がほぼ一直線になっていて、負担がありません。

ピンポイントでカーソルを合わせるのが難しい

買ったばかりの頃は私もそう思っていました。慣れた今では同意しないです。どんなところにもスッと合わせられます。

ホイールが硬すぎる

これは多分掃除をしていないからだと思います。私の持っているトラックボールは掃除後非常にスムーズに動きます。摩擦もほぼ感じません。ただやはり2日ほど使い続けていると埃が溜まって硬くなりますね。

硬さを感じたら掃除しましょう。

まとめ

最後にメリットデメリットをまとめておきます。まずデメリットは以下。

  • 操作が難しい
  • 値段が高い
  • 結構な頻度で掃除が必要
  • 人に貸したときに嫌な顔される
  • Macの場合快適に利用するための準備が面倒
  • 絵や図を書くのが難しい

メリットは以下です。

  • 場所を取らない
  • カーソル移動が楽
  • 操作音が静か
  • マウスパッド不要
  • 見た目が良い