【3年】使って分かったトラックボールマウスのメリット・デメリット【ロジクール】

2023年2月27日

3年以上トラックボールマウスを使用しているシステムエンジニアです。

この記事ではタイトルの通り、私が3年間トラックボールマウスを使ってみて分かったメリットとデメリットについて赤裸々に語りたいと思います。あと最後にAmazonのレビュー文を持ってきて、それに対して同意できるかできないかもお伝えします。

利用しているトラックボールマウス

マウス紹介

logicool(ロジクール)のマウスを使ってます。

ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール 無線 M575

サムネに一緒に載せている黒い方のマウスはバージョンが古く、Amazonではもう新品の販売をしていません。新しいバージョンでも黒色はありました。

古いバージョンのリンクも貼っておきますが、新しいバージョンの方が電池寿命が伸びていたり、精度が向上していたりなど、良い点が多いので今買うなら新しいバージョンの方を勧めます。

ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール 無線 SW-M570

使い方

ボールは親指で操作し、左クリックは人差し指、右クリックは中指で行います。左クリック用のボタンの左についている2つのボタンも人差し指で操作します。デフォルトの設定だとこの上のボタンは進む、下のボタンは戻るに割り当てられています。ブラウザ操作時に便利です。

私が使っているタイミング

私は自宅でも職場でも利用しています。

自宅のプライベート時間にはMacで主にブラウザ操作に使っています。イラストを書いたりゲームをすることはほぼないです。

仕事はシステムエンジニアなので、プログラミングや設計書を書くときにも利用しています。職場ではWindowsのPCが支給されているので、仕事時間はWindowsでトラックボールマウスを利用しています。

MacでもWindowsでも、プライベートでも仕事でも使っているので、ほぼ全ての人の役に立つ感想をお伝えできると思います。

トラックボールマウスのデメリット

まずはデメリットからお話しします。リスト化すると以下になります。

  • 最初は慣れない
  • 値段が高い
  • 結構な頻度で掃除が必要
  • 人に貸したときに嫌な顔される(使いにくそうにされる)
  • Macの場合快適に利用するための準備がちょい面倒
  • 絵や図を書くのが難しい

それぞれ詳しく話します。

最初は慣れない

使いはじめたばかりだとほんとに慣れず、全然思うように操作できません。親指でボール転がす体験なんて普通しないので当然だとは思いますが。

横に動かす、縦に動かす、という基本的な動きも最初はできませんでした。ただ不器用な私でも半日くらいで慣れたので、うまく使えるようになれるかなと心配する必要はないです。レビューを見ても「最後まで慣れることができませんでした、」と言っている人は0人でした。

ただそれでも慣れるのには時間がかかるので、急ぎの仕事がある日を最初に利用する日には選ばない方が良いです。

値段が高い

トラックボールマウスは基本高価です。私が使っているトラックボールマウスメーカーのロジクールが出している通常型のマウスは1000円しないものもありますが、トラックボールマウスは約7000円します。

あとここで最初のデメリットが効いてきてしまいます。普通ある程度値段が高い買い物は操作感を試してみてから購入したいと思うのですが、トラックボールマウスはすぐに操作に慣れることが難しいため、店頭での簡易なお試しでは良いのか悪いのか判断がつきにくいです。

結構な頻度で掃除が必要

トラックボールマウスのボールは以下の画像の赤丸で囲われている3点で支えられています。

1日仕事をしていてトラックボールをコロコロし続けているとこの支えとなる点にほこりが溜まってボールの転がりが悪くなってきます。ほこりがたまると下の画像のような状態になります。

見えづらくて申し訳ないのですが、ほこりが溜まっています。爪でかけばすぐ取れるのですが、仕事など1日ずっと使う場合は1日に1回は掃除する必要があります。私は掃除をするとテンションが上がるタイプなので、疲れて一休みする時にボールを外して掃除してリフレッシュしてます。

ちなみにマウスの裏には穴があり小指の先を入れればボールが簡単に外れるので掃除に必要な道具はありません。成人男性の私でも可能なので特別指が太くなければ問題ないと思います。ちなみに穴の直径は測ってみたところ1.2cmでした。

人に貸したときに嫌な顔される

仕事関連で利用される方への注意点です。出社して仕事している時、誰かに自分のPCを見せたり操作してもらうタイミングがあると思うのですが、「慣れるまでは使いづらい」という特性上、貸された方がマウスをうまく操作することができず嫌な顔されます。私はされました。

私は人とのコミュニケーションが活発な職場におりマウスを貸すことが頻繁にあるので、貸す用に一つ普通のマウスを準備しています。私の仕事用のマシンはUSBポートが余っているので良いのですが、余っていない人は要注意です。

Macの場合準備が面倒

「使い方」の箇所でもお話ししたように左クリックボタンの左側にボタンが二つあります。接続したらすぐに上のボタンは進む、下のボタンは戻るとして利用できます。

Macではこの二つのボタンに機能を割り当てるには、logicool専用のアプリをインストールして利用するためのアカウント登録をする必要があります。googleアカウントとの連携も可能だったので、登録はそこまで面倒ではないのですが、手間ではありました。

またこのアプリが利用できるのはmac0S 10.15以降なので、古いバージョンのMacを利用されている方は特に注意してください。

専用のアプリは以下のリンクからダウンロードできます。

絵や図形を書くのが難しい

操作するものが球体なので、まっすぐ横に動かしたり縦に動かすことが難しいです。

そのためPCでイラストを描くことがかなり難しかったです。直線を描くのは通常のマウスの方が簡単でした。

直線はイラストにおいて重要な要素なので、マウスでよく絵や図を描く方にはおすすめできません。

トラックボールマウスのメリット

デメリットをたくさん述べてきましたが、メリットもたくさんあります。リスト化すると以下になります。

  • 場所を取らない
  • 静か
  • マウスパッドを買う必要がない
  • 見た目がかっこいい

それぞれ詳細に述べます。

場所を取らない

トラックボールの大きなメリットです。普通のマウスと違ってマウス自体を動かす必要がないので、マウス操作に必要なスペースはマウスの大きさの分だけで済みます。

これは机が小さい人やカフェでPCを使う人などスペースを広く取れない方にとても大きなメリットになります。あと私が使っているマウスは無線なので、バッグに入れて持ち運んだときに変に絡まったりすることがない点も嬉しいです。

操作が圧倒的に楽ですし手に掛かる負担を減らせます。

通常のマウスの場合カーソルを動かすためには肘から先、場合によっては肩も動かす必要があります。大きいディスプレイを利用している場合、「マウスを一番端まで持っていった後にまた反対に戻してまた端に向かって動かす」のような手間が発生しますが、トラックボールマウスの場合、親指をひょいと動かすだけで事足ります。

カーソル操作時に腕全体ではなく親指しか必要ではないので、本当に楽です。

レビューを見ても腱鞘炎にならなくなったという人が多くいました。

静か

通常のマウスを利用している人はマウスを一番ニュートラルな位置に戻すときに「一度持ち上げてからそこに設置する」という動きをします。この「設置」のときに勢いがある人だとバンッという音がなります。

トラックボールマウスの場合はボールをコロコロしているだけなので、静かです。勢いよく転がすと少し擦れるような音がしますが全然気になるレベルではないですし、普通に使っていれば無音です。

別にそこまで気にするような点ではないですが、私は作業音は小さい方がスマートだと思うのでこの特徴も気に入ってます。

マウスパッドを買う必要がない

マウス自体は高いのですが、マウスパッドは買わなくて済むのでその点は節約につながります。

またマウスパッドを置く必要がないので省スペースにもなります。ちなみに別商品になるんですが、省スペースでいうとこのディスプレイ台がかなりおすすめです。

アイリスオーヤマ モニター台 MNS1000G

もともとPCを置いていたところにも物を置けるようになりますし、目線を高くできるので猫背予防にもなります。

実際に使うとこんな感じです。今度別記事でレビューします。

見た目がかっこいい

見た目がスタイリッシュでかっこいいです。ボールも青くてきれいです。

Amazonレビューと私見の比較

私が使ってて思ったことが先に紹介したメリットデメリットなのですが、私が気にしていなかったことをレビュー文に書いている方がいたので、私見と比較して同意できるかお話ししようと思います。

ちなみにこの記事執筆時点で私が利用しているトラックボールマウスの評価は星4.5で高めでした。

レビュー1:通常のマウスよりも大きくて手首が疲れる

半分だけ同意です。通常のマウスよりは確かに大きいですが若干です。

このレビューをした方は百均でリストレフトを買ったら問題なくなったと言っていたのですが、私は手首が疲れたと感じたことはないです。

多分持つ位置の問題かもしれません。トラックボールマウスは高さが普通のマウスよりもあるので、手前側で持ってしまうと手首を上に角度をつけて持つことになり負担がかかります。私は奥側で持っているので手首がほぼ一直線になっていて、負担がありません。

レビュー2:ピンポイントでカーソルを合わせるのが難しい

買ったばかりの頃は同意でした。今では同意しないです。どんなところでもスッと合わせられます。

レビュー3:ホイールが硬すぎる

同意しないです。多分掃除をしていないからだと思います。もしくは不良品の可能性があります。

私の持っているトラックボールは掃除後非常にスムーズに動きます。摩擦もほぼ感じません。ただやはり1日使っていると埃が溜まって硬くなりますね。

硬さを感じたら掃除しましょう。

まとめ

デメリットもいくつかありますがメリットがとてつもなく大きいので、イラストレーターの方やマウスで図を描く人以外にはかなりおすすめです。

私の場合一度トラックボールマウスを使ってから普通のマウスには戻れなくなって、結局今は3つのトラックボールマウスを持ってます。(1つ目職場用、2つ目在宅勤務Windows用、3つ目プライベートMac用)

少し値段は張りますが普通のマウスと違いマウス自体に衝撃が加わることが少ないからか、3年以上使ってますが今だに現役で利用できています。

買って損することはないことを保証します。

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