【誤解多し】そもそもフリーランスエンジニアとは?稼ぎ方まとめ

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フリーランスエンジニアという言葉が流行ってきており、「自由」「高収入」「不安定」など様々なイメージが飛び交っています。

しかし実は同じフリーランスエンジニアでも人によって稼ぎ方は様々であり、大きく生活は異なります。

この記事では「フリーランスエンジニアとはそもそもどのような職業なのか」と「フリーランスエンジニアの稼ぎ方」を網羅的にご紹介します。この記事を読んだ後にはフリーランスエンジニアに対するイメージを具体的に持てるようになるでしょう。

フリーランスエンジニアとは

「フリーランス」とは法令上の用語ではありません。「法令上の用語ではない」とは、色々な人がそれぞれ解釈することができ、画一的に定義された用語ではないことです。しかし厚生労働省がフリーランスの定義について一つのガイドラインの中で定義しているので、引用します。

本ガイドラインに おける「フリーランス」とは、実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、 自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指すこととする。

フリーランスとして安心して働ける環境を 整備するためのガイドライン – 厚生労働省

重要なポイントは「雇人もいない」と「自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者」の二つです。

「雇人もいない」とは、どこか特定の会社や組織に属していないことを指します。

「自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者」で重要な点は収入の得方は特に縛られないという点です。

これら二つを総合して簡単にまとめると、フリーランスとは「どの組織にも属さずにお金を稼ぐ人」になります。

フリーランスエンジニアは「どの組織にも属さずお金を稼ぐエンジニア」になります。多くのサイトでフリーランスエンジニアとは「自分で企業や組織から案件を獲得して収入を得るエンジニア」と説明されることがあります。しかし、収入の得方は案件をもらって働くことだけに限られないことがわかります。

図にすると以下のとおりです。

稼ぎ方の種類

フリーランスエンジニアは特定の組織に属さないエンジニア全てとなるので、フリーランスエンジニアの稼ぎ方は複数あります。この章ではフリーランスエンジニアの代表的な稼ぎ方を1つと少し特殊な稼ぎ方を3つ紹介します。

代表的な稼ぎ方が以下です。

  • 企業から案件を受注して業務を行う

少し特殊な稼ぎ方が以下の3つです。

  • 成果物・スキルを販売する
  • 広告を載せられるアプリ・サイトを公開する
  • OSSへのコミッターになりスポンサーを募る

それぞれ詳細に説明します。

企業から案件を受注して業務を行う

個人で直接もしくはフリーランスエージェントを通じてエンジニアの手を欲している企業から案件を受注して、求められた仕事を遂行します。

案件によって働き方は大きく異なり、決まった時間働くことを求められることもあれば、成果物を求められることもあります。どちらもメリットデメリットがありますが、成果物を求められる案件の場合納期に間に合わなかったり成果物に問題があった場合には損害賠償請求されるリスクもあるので、エンジニアとしての経験が豊富ではない方はまずは決まった時間働く案件を受注するのが良いでしょう。

リモート勤務か出社勤務かも案件によって違います。リモートの方が出勤の必要もなく楽で良いイメージがありますが、出社勤務の方が近くの人に不明点を確認しやすいのでエンジニア経験が短い人にはおすすめです。リモートでもチャットで確認はできますが、返答に間が空いたり、聞くための文章を考えるのが面倒なので出社勤務の方がやりやすいです。

都市部に住んでる方は自分の家の近くで働ける案件がたくさんあるので、勤務地も気にしておきましょう。家のすぐ近くで働ける案件だと出勤退勤のストレスを減らせます。

案件の受注方法は実はたくさんあるので、後ほど説明します。

成果物・スキルを販売する

ここからは少し特殊な稼ぎ方を紹介します。報酬を確実に受け取れるような手法ではないのですが、人によっては大きく稼ぐことができるため、知っておいて損はありません。

自分で作成したソフトウェアを販売したり、開発スキルをもとに個人開発のお手伝いやプログラミング教育などでお金を稼ぐ方法があります。成果物・スキル販売をするための代表的なプラットフォームがココナラ です。 「IT・プログラミング・開発」カテゴリ で出品されているサービスには以下のようなものがあります。
  • チケット自動購入ソフトの販売
  • 競馬予想AI作成
  • Webアンケートフォーム作成
  • 開発作業100時間
  • Python教えます
  • AI美女の作り方レクチャー

「開発作業」とあり案件受注と同じように思えますが、1点大きな違いがあります。それは出品条件を決めているのがエンジニア側という点です。案件受注の場合は何時間いくらで働くのかを先方の会社が決めますが、スキル販売の開発作業は出品者がこちらなので時間・金額・内容をこちらが自由に決めることができます

またソフトウェア販売であれば、売れるたびに収入になるので夢が大きいです。案件受注の場合は時間をお金で売っている状態ですが、ソフトウェアの質によれば短時間の作業で大きな収益を得られます。案件受注だけでも十分生活するのに困らない金額を稼ぐことはできると思いますが、生活に余裕が出てきたタイミングでソフトウェア販売も検討すると良いでしょう。

広告を載せられるアプリ・サイトを公開する

特殊な稼ぎ方の一つ目が「広告を載せられるアプリ・サイトの公開」です。

人を集められるアプリやWebサイトを作成し、そこに広告を配置します。広告の中にはクリックするだけで収益が発生するもの(クリック型)と、広告クリック後に表示されるサイト上で商品を購入したりさせることで収益が発生するもの(成果報酬型)の二種類が存在します。

大量に人を集められるのであればクリック方の広告を配置するのがよく、何か決まった目的を持った人を集められたり、買わせたい商品が決まっている場合には成果報酬型の広告を配置するのが良いです。

クリック型の広告の代表例はGoogle Adsenseになります。以下のようなもの。

Google Adsenseの場合、ユーザーの行動から嗜好にあった広告を自動表示してくれます。Webサイトを作って人を集めて目を引くところに広告を設置するのが王道です。モバイルアプリの場合はGoogle AdMobという別のサービスを利用して広告リンクを取得します。

成果報酬型の代表例がAmazonアソシエイトです。以下のようなもの(ちなみに私が今使っているマウスです。)

成果型報酬の場合はどのような広告を載せるのか選ぶことができます。Amazonアソシエイトの場合、商品カテゴリによって紹介料率は変わります。ガジェットだと2%なので、もし5000円のものを買ってもらったら100円サイト運営者に入ります。Kindle本や服はもっと紹介料率が高く8%です。紹介料率は収益に直結するので載せる広告を考える上で大切です。

紹介料率は頻繁に変わるので注意しておきましょう。2023年9月時点の紹介料率は以下の通りです。

OSSへのコミッターになりスポンサーを募る

OSSのコミッターになって稼ぐ方法もあります。エンジニアにはお馴染みのGitHubにはGitHub Sponsorsというサービスがあり、好きな開発者に対して個人や企業がお金を支払って支援する仕組みがあります。

スポンサー側は毎月支払い続けるか一回だけ支払うかの選択肢があり、開発者側からしたら毎月支払い続けてくれるスポンサーを捕まえ続ければ年々収入が増加していくことになります。

実際にこのGitHub Sponsorsの仕組みで年間100万以上稼いでいる人もいます。二人紹介しておきます。

趣味だったOSS活動で収入を得られるようになるまで。「継続」と「発信」がキャリアを切り開いた (筑波大の人で、学生時代からゴリゴリ開発やってた人です。)

GitHub Sponsorsの収入 @ 2022 (継続してスポンサーとなってくれている人数の推移をグラフ化してくれています。)

フリーランスエンジニアは楽に稼げるイメージがあり、技術力にフォーカスがいくことは少ないです。でも私も一技術者として個人や企業から認められて誰かから支援したいと思われるエンジニアになりたいですね。

案件の受注方法

ここまででフリーランスエンジニアの収入の得方を複数紹介してきましたが、ここからはフリーランスエンジニアの代表的な稼ぎ方である「案件を受注して業務を行う」ための案件の受注方法について紹介していきます。

一番オーソドックスなのがフリーランスエージェントを利用することです。フリーランスエージェントは企業が出している案件を大量に保持しており、エンジニアのスキル・希望報酬額・希望の働き方の条件を満たした案件を紹介してくれます。

フリーランスエージェントは案件紹介以外にもいろいろやってくれます。以下の記事で紹介しているのでご確認ください。

フリーランスエージェントを利用しない場合の案件の取得方法には以下があります。

  • 個人で直接企業とやりとり
    • 前に勤めていた会社への連絡
    • 企業のホームページから連絡(迷惑にならないよう業務委託案件も扱っていることを確認した上で。)
  • 知人からの紹介
    • 学生時代からの友人
    • 過去の仕事仲間
    • エンジニア交流会などで知り合った方
  • SNSでフリーランスエンジニアであることを周知して、企業側から連絡が来るのを待つ

案件取得方法は様々であり、ここに記載したもの以外にもあると思うので、別記事としてまとめる予定です。

フリーランスエージェントはフリーランス向けのサポートサービスが優れており、初めてフリーランスとして働く人は使うべきですが仲介料金を取られてしまいます。案件取得のための労力を厭わないという方は直接案件を取得できるよう、できるだけ関わる人の多くととコミュニケーションをとっておきましょう。誰が案件をつなげてくれるのか分かりませんし、フリーランスエンジニアに必須のコミュニケーション能力を鍛えることにもつながります。

まとめ

本記事にて記載した内容をまとめます。

「フリーランスエンジニア」とは、どの組織にも属さずお金を稼ぐエンジニアのことを指します。

フリーランスエンジニアの稼ぎ方は以下の4つです。

  • 案件を受注して業務を行う
  • 成果物・スキルを販売する
  • 広告を載せられるアプリ・サイトを公開する
  • OSSへのコミッターになりスポンサーを募る

フリーランスエンジニアは案件を受注してこなすだけの存在ではありません。企業に属さず自身の開発能力を用いて自由に様々な形で稼ぐエンジニアです。いろいろな稼ぎ方を経験しながら自分に合った稼ぎ方はどのような形か模索していきましょう。すべての経験が糧になります。

直近でおすすめの本

直近十数冊読んだ中で一番おすすめの本です。

人が行動をするに至るまでのステップを科学的に分析した上で、その結果を習慣と紐付けて解説してくれている本です。

悪い習慣を断ち、良い習慣を継続する方法を詳細に説明してくれています。習慣が人を作っているので、この本の内容を実践できれば人生を大きく好転させられる気がしました。

この本の最初の方に説明があるのですが、複利という考え方があり毎日1パーセントだけの増加でもそれが続くととてつもない倍率になります。これは投資でよく用いられる概念ですが、良い習慣は未来への投資なので習慣にもあてはまります。良い習慣を身に付けるのは早ければ早いほど良いです。

私はまず長時間YouTubeを見てしまう習慣を断って、直近の業務に役立つITの勉強を習慣として身に付けよう思います。

著:ジェームズ・クリアー, 翻訳:牛原眞弓
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