【楽しい】フリーランスエンジニアになっての所感【半年経過時点】

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中堅企業1社で6年強エンジニアとして働いた後にフリーランスエンジニアに転向してから約半年が経ったので、所感を述べます。

フリーランスエンジニア転向を考えている人にとって参考になればと思います。

ちなみに1ヶ月経過時点での所感は以下の記事にまとめています。

携わった案件

所感を述べる前にここ半年にどんな案件に参画していたのかを共有します。

私はある1社に週5勤務のリモート案件に参画していて今でも継続して契約しています。業務内容は社内で運用しているツールのバージョンアップや自動化推進、バグ対応、運用業務など多岐に渡ります。

またそれとは別で4月からの3ヶ月間副業案件に参画していました。この案件はフルリモートフルフレックスで月に30時間入れば良く、AI関連の調査業務を任されていました。

所感

半年経って思うことについてできる限り挙げていきます。

少しだれる

案件に参画したばかりのころは成果が思うように出せず、契約更新をしてもらえないのではという気持ちから毎日ひりついた気持ちで業務をこなしていました。毎日毎日が試験のような感覚です。

しかし3,4ヶ月程経つ頃には大体の業務の仕方に慣れてきて、あらかじめ決められた期間内に成果を出すことができるようになってきました。また参画先の社員の方とも長い時間会話をしてきているので関係性も構築できていました。

その結果、"向こうから契約更新を断ることはないだろう"という気持ちを持ってしまいました。

よく言えば安心感、悪く言えば慢心や緩みのような感情を持つようになってしました。

この記事を読んでいる方には、"案件に参画したばかりの頃は不安が大きいが、仕事をこなせるようになると不安は消える。しかしひりついた感覚も同時に消える"ということを知っていただけたらと思います。

事務作業は相変わらず面倒

フリーランスエンジニアは毎年ある確定申告のために、日々経費や収入を仕分ける作業をする必要があります。半年経ちましたが面倒です。業務で利用するものを購入したときにレシートをもらい忘れて後悔したり、この支払いは経費にできるのかや、どんな科目で登録すれば良いのかなど分からないことが多く、調べるのが手間です。

事業用の通帳やクレジットカードを作ることをかなり推奨します。私はプライベート用と兼ねてしまっているので仕分けをする取引の数が大量で困っています。

大きな案件を任されて嬉しい

2つ悪い所感を挙げましたが、ここからは良い所感を述べます。

フリーランスエンジニアであったとして大きな案件をリーダー的な位置で任されることがあります。フリーランスになる前は"案件のリーダーになるようなことはなく、常に社員の指示に従って行動する"のがフリーランスに任される仕事だと思っていました。

しかし私の携わっている案件は10人未満の少人数のチームであることも関係して、割と大きな案件を計画段階からリーダーの位置で関わらせてもらうことになりました。案件の内容は現在チームで利用しているシステムを全てクラウド移行するというものです。

大量のDB、複数種の処理を行う大量のサーバーが移行対象のシステムに存在するので1年はかかるプロジェクトです。

そのような大きな案件を任せてもらえます。

このことから案件によっては社員と変わらない、もしくはスキルがあることをアピールすることができれば社員以上の案件を任せてもらえることが分かりました。

この辺りは採用面談の時に確認するのも良いですね。

報酬アップが嬉しい

私の場合、3ヶ月ごとの契約になっているのですが、半年経ってからの契約更新時に向こうから報酬額のアップを提案してくれました。それも数万円レベルの。

会社員の時に数万の収入アップは役職に就いたり、グレードが上がったタイミングくらいでしかなかったので驚きました。

中堅以上の企業だと役職などによる収入のテーブルが存在するためどれだけ仕事を頑張っても収入の上がり方が想像できてしまうためあまりモチベーションは上がりませんでしたが、半年頑張って仕事してそれがサプライズのような形で報酬額の大幅アップをしてもらえたのでかなりやる気が出ました。

今回思ったのは会社員でいる間は頑張りが"評価"で返ってくることに対して、フリーランスの場合は"報酬"で返ってくることが大きな違いだと思いました。

フリーランスは目標管理や人事評価がなく、それらは報酬額にダイレクトに反映されています。

9割の方はそうだと思うのですが、頑張りが報酬で反映されるのであればとてつもなく頑張れますね。少しだれた気持ちを持ってしまっていましたが、頑張りや成果を報酬額として反映してくれることを知ってやる気が復活しました。

まとめ

1ヶ月経った時点の所感と半年経った時点での所感は割と大きく変わっています。今の時点でも総じてフリーランスエンジニアになって良かったです。スキルも向上していますし、収入も大きく増えました。

ただし案件によっては劣悪なところもあることを聞いています。残業時間が100時間が超えたりなど。すぐやめることが出来ることもフリーランスの良い点だと思うので、私が今回話した内容が全く当てはまらないような案件に参画したらすぐやめた方が良いです。

良い案件は他にあります。

今回の記事はここで終わります。また違う所感を持ったり、確定申告などフリーランスならではのイベントを終えたらまた報告しにきます。

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