【向いてない人は?】Midworksの特徴・評判と注意点
・フリーランスエージェントの中でMidworksがよくおすすめされているけど、登録すべきなのか判断がつかない
・公式サイトやレビューサイトでは評判が良いけど実際のところどうなのか知りたい
このような方の疑問に答えます。
私は現在会社員エンジニアですが2024年の2月からフリーランスエンジニアになります。Midworks(ミッドワークス)は多くのサイトで評判が高く、また私の友人で手取り100万円を超えているフリーランスエンジニアにもおすすめされたので実際に登録してみました。
登録して分かった情報や公式ページなどを基にMidworksの情報をまとめました。本記事を読み終わる頃には以下の状態になれます。
・Midworksの本当の評判が分かる
・Midworksに登録するべきかが分かる(Midworksが向いているか否か)
・Midworksを利用した案件獲得までの流れが分かる
目次から好きな場所に飛べるので、気になるところからお読みください。
強み
他のフリーランスエージェントと比較した時のMidworksの強みは、フリーランスエンジニアという働き方であっても安定した生活を送るための制度が整っている点です。
Midworksは事業ミッションに「エンジニアの報酬を最大化、リスクを最小化し、これまでになかった「未来型」の 独立の形を創出します。」と掲げており、実際にこのミッションを達成するための仕組みを持っています。
Midworksはフリーランスエンジニアが安心して働けるようにするサービスを「Midworksトータルケア」という名称で提供しています。Midworksトータルケアには無料で利用できるサービスも複数含まれているのですが、月額3万円でさらに手厚い保証になるパッケージプランが存在します。内容は以下です。
- 交通費支給(現場最寄り駅までの交通費を月3万円まで支給)
- 書籍、勉強会費用を月1万円まで支給
- 経理支援クラウドシステムの利用料負担
- フリーランス協会(フリーランス向け福利厚生・保険・所得補償制度)への無料入会
- リロクラブ(福利厚生サービス)への加入
- 生命保険半額負担
正社員に近い形の福利厚生が得られます。
以下はパッケージプランとは別で、無料で受けられるサービスです。
- 仕事が途切れてしまった時に契約単価の60%を保証
- 労災保険への加入
- 継続的なキャリアのサポート(正社員に転職したくなった時の相談も可)
ここまで充実してると正社員との違いはなんなんだ?と思います。さすがです。バナーでも社員並みの保証と明言してます。
福利厚生がここまで整っているとその分マージンが抜かれていないのか不安に思うのですが、利用者の平均年収が840万円以上とのことなので、マージン取りすぎているわけではなさそうです。(Midworksはマージン非公開)
またマージン以外で平均年収が高い理由の1つは、直案件が多いことです。中継する企業数が多いとその分マージンとして取られてしまいエンジニアの手元に残るお金が減ってしまうのですが、直案件であればそのような事態にはなりません。
強みについてまとめます。
Midworksの強みは正社員並みの福利厚生と直案件が多いことによる年収の高さです。安定して多くのお金を稼げる仕組みがあることは他のフリーランスエージェントにはない大きなメリットです。
基本情報
この章では公式ページから分かるMidworksの基本情報を紹介します。
案件数 | 公開案件3300件以上 |
リモート案件 | フルリモート71%、一部リモート16% |
稼働日数 | 週3から |
直案件 | 約70% |
案件の多い言語 | 上からJavascript, Java, Python |
登録料 | 無料 |
マージン率 | 非公開 |
対応エリア | ・関東圏(東京、千葉、神奈川、埼玉) ・関西圏(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、三重県) リモート勤務の場合、全国対応可能 |
サービス開始時期 | 2016年3月(中堅くらい) |
注意点
登録する前に知っておくべき注意点が複数あるのでお伝えしておきます。
- 副業案件はない
- フルリモートは経験年数が2年以上の方にのみ紹介可
- 報酬保証は審査をクリアしないと受けられない
- 50~59歳の方はPMの経歴が必須
それぞれ詳細にお伝えします。
副業案件はない
副業案件は基本ありません。週3〜5の常駐・リモート案件が多いです。そのため、現在正社員の方で週末に副業としてエンジニア案件を受けたい方は登録すべきではないです。
逆に週3の案件の取り扱いはあるので、フリーランスエンジニアで稼働日数を落として働きたい人には適しています。ただ週3、4の案件は人気も高くすぐ埋まりがちなのでご注意を。
週2〜3稼働の案件が豊富なことが強みのフリーランスエージェントはITプロパートナーズ です。稼働を減らしたい方や、別の仕事もしていて空いた時間で仕事をしたい方にお勧めです。フルリモートは経験年数が2年以上の方にのみ紹介可
Midworksはフルリモートの案件が71%も占めています。ただし、フルリモート勤務は担当する言語・領域の経験が2年以上ある人にしか紹介はしていません。
ただこれはフリーランスエージェントとして正しい判断だと思っています。
常駐と比較するとリモートは情報共有が難しいので、スキルがあまりない状態でフルリモートをさせてしまうと業務が全然進まなくなってしまうためです。スキルのない方をフルリモートの案件に入れるとミスマッチを発生させてしまい、依頼した企業側も受注したエンジニアもどちらも不幸になります。
実際私が会社員時代勤めていた会社でスキルのない人を短期間フルリモートで雇ったことがあるのですが、全く仕事が進まず当初の計画よりも早く契約を切ることになりました。
実績は少ない方にはフルリモート勤務はお勧めしませんし、Midworksに登録しても実現できないことにご注意ください。
報酬保証は審査をクリアしないと受けられない
Midworksの大きな強みである報酬保証サービスですが、登録している人であれば誰でも利用できるわけではなく審査が必要です。また審査の基準も明示されていません。
経験年数が十分あり、Midworksでよく案件を受ける人であれば問題なく受けられるとは思いますが、必ずこの保証を受けられるわけではないので、今のあなたのスキル・状況の時にはどのような条件を満たせば保証を受けられるのかしっかり担当者に確認しておきましょう。
50~59歳の方はPMの経歴が必須
Midworksが持っている案件の関係上の制限だと思います。
長らくスペシャリストとしてプログラミングをしてきた方は登録を断られる可能性があるのでご注意ください。
評判
X(旧Twitter)でMidworksの評判を調べてみました。見つかった悪い評判と良い評判を紹介します。
悪い評判
悪い評判として見つかったのは以下の二つです。
- 会員登録後の連絡が一般的な就業時間にかかってくることがある
- Web面談で予約していた時刻になっても担当者が現れない
Midworksの場合、会員登録後に数日以内にMidworks側から電話がかかってきます。そしてその電話でスキルや現在の就業状態を伝えます。
もし電話に出られなかった場合にはMidworksからメールが来て、そのメールに返信する形でWeb面談が可能な時間を予約します。
1つ目のツイートは最初の電話のタイミングのことだとは思います。たしかに私の場合も平日のお昼過ぎに電話が来ていました。Midworksで仕事をされている方の就業時間もあるのである程度はしょうがないとは思いますが、考慮してくれると尚良いですね。
私は着信音もバイブレーションもオフにして業務をしていたので特に支障はありませんでした。
2つ目のツイートはWeb面談を予約した時間に先方からの連絡がなかったのだと思います。無料で利用できるとはいえ流石に連絡はして欲しいですね。
ただ私もWeb面談をしましたが、時間通りに始まりました。Web面談は基本的にこちらから不安な点や確認したい点を聞く流れで、案件を無理やり受注させられるようなことはなく、今後のキャリアを考える上でとても有用なアドバイスをもらえたので、面談には満足しています。
良い評判
良い評判も紹介します。
色んなWeb系エージェント活用してますが「Midworks」が個人的には一番おすすめです✨
— くまち⚡️UXエンジニア (@higusyunn) May 28, 2019
✅ 交通費支給
✅ 参画外期間の給与保証
✅ 保険料負担
✅ 書籍・勉強会代支給
ただ案件紹介するだけじゃ求人サイト見てるのと変わらないから、やりたいことを叶えられる案件に推薦します!はかっこよすぎ😂
担当してくれたコンサルタントにもよると思うのですが、この方を担当したコンサルタントはエンジニア側に寄り添った案件の提案をできるよう奮闘してくれたようです。
福利厚生面が注目されがちですが、コンサルタントの方についてこのような評判を見ると安心しますね。
向いていない人と向いている人
Midworksの特徴は掴んでいただいたと思います。ここからは以上の特徴をもとにどのような人がMidworksに向いているのか、向いてないのかを説明します。
向いていない人
Midworksが向いていないのは以下に当てはまる方です。
- フリーランスエンジニア歴が長く若い
- 経験年数が少ない(2年未満)
- 副業案件を希望する
- 地方在住で常駐勤務をしたい
Midworksは福利厚生が充実していますが、経験が豊富で若く保証がいらない方にとっては不要で、むしろお金として還元して欲しいと考える方がいると思います。そういった方にはお勧めしません。
極力お金で還元してほしいという方にはマージン率を公表していて、マージン率が低いことが大きな特徴であるPe-BANK がおすすめです。またMidworksの対応エリアは以下のみなので、地方在住で常駐を希望される方は登録しない方が良いです。
・関東圏(東京、千葉、神奈川、埼玉)
・関西圏(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、三重県)
Midworksはフルリモート案件の割合が多いのですが経験が2年未満の人には紹介していないので、その結果受注できる案件の割合が少数派になってしまいます。そのため、経験年数が2年未満の方にはお勧めしないです。
向いている人
Midworksに向いている方は以下の特徴に当てはまる方です。
- エンジニア経験は長いが、フリーランスエンジニアになりたて
- エンジニア経験が長く、リモート案件を希望している
- 福利厚生で受けられるリロクラブを使い倒したい
- 体調が悪くなりがち
- 家族がいる
福利厚生が充実しているのでMidworksを利用するエンジニアはフリーランスエンジニアと会社員エンジニアの中間のような生活ができます。収入が不安定になるフリーランスエンジニアですが、報酬保証や労災保険による保証が受けられるMidworksは家族を持たれている方や体が弱い方にはとても心強いフリーランスエージェントです。
またパッケージプランに加入すればスポーツジムやエンタメ施設が特別価格で利用できるリロクラブを利用できるようになるので、そういった福利厚生サービスを使い倒したい方にも向いています。
案件対応までの流れ
最後にMidworksに登録してから案件を受注するまでの流れを紹介します。
私が登録してからの流れは以下でした。
- 専用サイトから会員登録(簡単な経歴な入力項目あり。どの言語が何年程度とか。1~2分かかりました。)
- 電話で現状の簡単なヒアリング実施(予約なし。Midworksから電話が来る。)
- メールでスキルシートの送付(フォーマット指定なしなのでネットで拾ったものに経歴を当てはめて対応しました。)
- メールで面談日程の予約
- 担当してくれるコンサルタントとWeb面談(まだ私が正社員エンジニアなのでここまで)
スキルシートのテンプレは以下のページでダウンロードできるもので問題ないです。
エンジニアのスキルシートの書き方とテンプレートダウンロード – リクナビNEXT
連絡は途切れることなくスムーズに取れました。
まとめ
本記事で紹介したMidworksの重要なポイントをまとめておきます。
- 他のフリーランスエージェントと比較して福利厚生が圧倒的に優れている
- 直案件が豊富なことによる高収入を実現
- フルリモート案件が70%超
フリーランスエンジニアにとって嬉しい仕組みが豊富であり、手取り100万円以上のフリーランスエンジニアである私の友人もお勧めしているフリーランスエージェントです。無料会員登録は以下の公式リンクから可能です。
フリーランスエンジニアに安心保証と豊富な案件紹介を【midworks】